カフェ・サン・マルコⅡ 放逐の地、流謫の空、日常の崖、超常の涯、僕たちの心臓はただ歌い出す |
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わてが最近、買うた酒 のコーナー
・BELL’S SCOTCH(ベル スコッチ) いくつものエピソードが混じり合いつつ、丸く収まった、エディンバラの甘い夢。ブレンデッドウイスキーの極地であるような、安息の地であるような……。これ以上何かを加えると、きっと夢は儚く破れてしまうのだろう、そんな夢の中の警鐘。 |
昨日、四日市に行ってきてめっちゃ楽しかったな。 観光はぜんぜんする時間なくて、 ガソリンのワンマンライブ(VORTEXにて)観ただけで、 またすぐ大阪に帰ってきたけど。 家出るときは風邪気味で体調不良やったけど、 ガンちゃんのタコス喰ったら、めっちゃ元気出てきて、 気付いたら咳も鼻水も完全に止まってた。 あの挽肉になんか魔法がかけられてたんかもしれん、 神のタコスや!! ドラムのジャスティンさんは5/1(酔っ払ってて記憶がちょっと曖昧やけど)までは ガソリンでやってくれるらしいので、 まだまだジャスティンさんのいるガソリンを観る機会は何回もありまっせ!! 大阪だと、2/28(土)にキンコブでガソリン観れますよ。
ガソリンの次のドラマーはまだ決まってないみたいで、 近々オーディションするとのことなので、 ガソリンでドラム叩いてみたいという方は ぜひ応募してみてください!! ジャスティンさんも審査に参加するらしいで……。 ベースのガイさんがMCで、 バラバラ殺人の死体が見つかった現場の公園に ジャスティンさんに連れていかれた話をしてはって、 四日市の民(たみ)の抱える闇黒にふと触れたような気がしました……。 さて、そういうわけで、 今回はちと闇黒的で衝撃的な話を。 母がピアノ教師で、娘もまたピアノ奏者の道を歩みはじめた、 という小説を。 ニーナ・ベルベーロワ『伴奏者』(高頭麻子訳、河出書房新社刊)より① 私は、父を「凌辱者」と決めつけていた。後になってから、そうではなかったことを知ったのだ。彼は十九歳だった。彼にとって、母は成熟へのひとつのステップに過ぎなかったのだ。おそらく、彼女がその歳で処女だなんて想像もできなかったのだろう。しかし母さんは? どれほどの情熱、そして親密になりながらもどれほどの絶望感で、彼を愛し、自分の息子ほどの年齢の男との関係を受け入れ、この関係――短く、人生で唯一の――から娘を孕んだりしたのだろう。そうしたことすべてのうち、何が、彼女の思い出の中に残ったのだろうか? やがて革命が起こった。時期は違ったが、父と母それぞれにとって、相手の存在の終りがやってきた。一方にとっては、セバストーポリで船に乗ったときに。他方にとっては、ブジョーヌイの兵士たちが、ステップ地帯の村落に入ってきたときに。音楽院(コンセルヴァトーリイ)の授業もなくなった。もうひと月もペテルブルグでくすぶっていたミーチェニカ(作曲を勉強しにきていたのだ)が、十月二十五日に、朝からわが家に来た。母さんは風邪をひいていた。ミーチェニカはピアノを弾き、それから私たちは昼食をとり、その後、ミーチェニカは眠り込んだ。おお! 今もありありと、この日のことが思い出される。なぜか、私はずっと縫い物をしていた。夜は三人でトランプをした。夕食に牛肉のキャベツ添えが出たことまで覚えている。 ミーチェニカ――N市の富裕な卸売り商人の息子――は、母さんの、いわば「恥」の時代から残っていた唯一の生徒だった。私より三歳年上で、人間一般に、とくに自分自身に無関心な、冷淡な青年だった。彼には風変りなところがあった。ぼんやりとして眠たげな彼に、家庭教師たちは無理矢理、きちんとした生活習慣を教え込もうとした。しかし、だからといって、彼が音楽に没頭していたわけでもない――むしろ彼は、音の媒介者で、彼を通して、一種の無秩序な音の群れが、無から引き剝がされて現実のものになるのだった。作曲クラスに入ったとき、彼は進歩的で革命的な着想のため、皆を驚かせた。しかし、議論するうちに彼の見識のなさは露呈され、何ひとつ満足に説明することも、自分の音楽観を弁明することもできないのだった。彼にとり憑いている、この愚鈍で、ぞっとするような不協和音の群に、母さんはしだいに、絶望を感じていった。 私は彼には無関心だった。本当のところ、私はN市を離れて何年もたったその秋に、彼と初めて会ったのである。彼は二十歳だった。ハンサムとは言えず、ひげもよく剃らず、伸びたままにしていた。それなのに頭はもう薄くなっているのだ。その上、丸い銀縁の鼻眼鏡をかけ、鼻声で話し、聞くときには鼻をずるずる啜るのだった。でも彼は、母さんをとても愛していた。彼は、フレーブニコフの歌詞に曲をつけたコラールについて説明し、いつの日か、音楽以外のものは何も――道路も、橋も、運河の整備も――なくなってしまうような時代が来るだろうと言うのだった。
by caffe-san-marco2
| 2026-02-15 14:38
| 小説
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